Sさんと

暑なりそうな昨日の朝、仲良しのSさんに電話「来ない?」「行く、行く」「飢えないくらいのご飯はあるから」で久しぶりに我が家でのお喋り会。会うと花談義になるのが恒例で、「これは?これは?」「チョコレートコスモス、ホタルブクロ、原種シクラメン、日本スミレ、原種スイセン、ブッドレア、カザグルマ、カラー」と言いつつ、ウォーキングの途中で抜いたり、折ったりして猫ヒタに植えた何種類かの花々、店先で見かけて即買い込んでしまったものなど、その時の光景が思い出され、つぎつぎとお喋りは繋がって昨日も夕方近くまで楽しい時間を過ごし、去年挿し木苗で買ったミニバラのグリーンアイスを手にSさんは帰っていきました。

 

リビングでのお喋りのこと、Sさんがシジュウカラが巣に出入しているのを見て、「3羽が出入りしているみたい」「一夫多妻ってこと?」たしかに空いた巣に3羽と思われるシジュウカラが出入りしているように見えます。今朝になって偶然目にしたのは4羽のシジュウカラが空いた巣を取り合っている姿でした。ふた番のシジュウカラが巣材を咥えて鉢合わせになったようで、鋭い声で鳴きながらけん制しあっています。それから1時間ほど経ちますがどちらの番も現れません。そのまま放棄することが無ければよいのですが、期待して待っています。

 

カーテン

暑い日が続いた少し前の事、西日が入るようになった二つの小さな窓にかけたカーテンが気になっていました。階段を上がってくる来訪者の視線を遮るために、窓の下半分ほどにカーテンをかけていますが、強い陽射しに何回か掛け替えています。今回は窓の上部分の日除け対策の為に外にかけた紫外線避けが薄い色になったので、中のカーテンとのバランスが気になったのです。南側の出窓にも軽めの日除けをと考えていたので、隣町の生地屋さんに出かけてきました。雨に降り込められた一日、西の窓のカーテンが仕上がりました。薄い灰色の綿のレース生地で作ってみると、外の明るい紫外線避けと共に、リビングが明るくなって正解だったと思えたのでした。

 

昨日までの雨模様とは打って変わって、今朝は明るい陽射しが晴れやかですがリビングの気温は18℃、とは言っても湿度の高さゆえか肌寒い朝です。ベランダの手すりに敷きマットを干しに出てみると、すでに手すりは暖かくなっていて、今日の最高気温26℃に納得の暖かさになっています。気温の変化についていくには日々の体調管理が肝心と改めて思う朝、明るい陽射しに誘われて外歩きの準備をしています。

 

巣立ち

3日ほど前の事、歩いて20分程のスーパーに買物に出かけました。その日の夕方近くなって、ふと気づくとシジュウカラの雛たちの鳴き声が聞こえません。娘と「そろそろかもね」と話していましたが、それがこの日だったのです。「今年は巣立ちが見られるかもね」と話していた矢先だったので、静かな猫ヒタを眺めては少々気落ち気味の二人です。今は入れ替わりのように来始めたシジュウカラに期待して「もしかしたらもう一度」と淡い期待を抱いて眺めています。

 

近所のお花屋さんで見かけた薄紅色のガウラが嬉しくて白のそれと2本を買い求めて植込みました。仲良しのSさんの庭先にもと思いたって、挿し木で根付いたヤマアジサイ、桃色と白のミニバラのブーケ、ガウラ2株を持ってSさん宅に。去年から手がけていた細竹の藪が綺麗になったので、今年は花を一杯にしようと苗を植え、種を蒔き花が咲くのを待っている彼女に、協力するつもりで持参した花々です。久しぶりのお喋りを楽しんで、庭先のイチゴいっぱいがお土産でした。

 



地震

こどもの日の昨日の午後、石川県珠洲市を中心に震度6強の地震が発生しました。能登半島ではよく地震の発生があり、昨年もと思いながらニュースに見入りました。新緑の美しいこの季節、世の中が連休で浮き立っているさなかでのニュースに、暫くは余震もと思うとせめて雨などによる二次災害に遭いませんようにと願うばかりです。地震大国の日本にいて幸いにも今までこのような災害に遭わずに来たことに感謝を思う出来事でした。

 

陽射しが明るくなるこの季節は、住まいの汚れが気になる季節です。猫ヒタももちろんガラス窓の汚れは陽射しを受けて雨粒のあとが気になります。シジュウカラの巣箱は雛が孵ったようで、「チチ、チチ」と餌をねだる声が日増しに大きくなり、リビングにいても声が聞こえてきます。虫をくわえた親鳥が忙し気に巣箱を出入りして、くわえた虫もだんだん大きくなり、雛の声が大きくなって巣立ちの日が近いことを感じさせます。何年か前には、たまたま娘と一緒に8羽ほどの雛の巣立ちを見届けることができ、大きな感動を受けたことを思い出すと、今年もぜひと期待してしまいます。冬に植え替えたミニバラも咲き始めて、日々庭に下りることが楽しみになってきました。

 

ハイドパークで

土曜日の午後、新聞の情報で知った「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」に娘と行ってみました。出かけるときは陽射しがあったものの、風と曇り空に変わってからはすっかり体が冷えて、博物館の中の喫茶店でお茶のセットをいただいて少し温まった体で無料の観客に。木製のベンチに腰掛けて3時間ほどの時を過ごして帰宅しました。県営稲荷山公園となって公開されているこの場所は、我が家にとって庭と呼べるほどの近しい場所で、地元でアメリカ村と言われたこの地域で30年ほどを過ごした場所で、今も友人知人たちが多くいて、時々訪れる所でもあります。子供たちは木イチゴをおやつに遊び、さくらはクワの実でジャムを作り、草木染用にタンポポを摘むなど楽しんだ日々はいつ思い出しても良き思い出です。

 

このところ娘は部屋の片付けに余念がありません。この時期はさくらも陽気につられて猫ヒタも自分の遊び部屋も片付けたい気分が沸き上がってくる季節です。使いかけの綿の着物地も、随分前に買い置いた浴衣地などを水に通そうと洗濯機に。その中の一枚の浴衣地はずいぶん前に買った「銀座 竺仙」の浴衣地です。その浴衣地の巻きの最後に巻き込まれていた「取扱説明」は流石と言うほどの丁寧なもので思わず娘にも見せたのです。「浴衣地」ではなく「湯帷子」と表記され、言葉遣いも綺麗で久しぶりにこのような言葉遣いに出会い、清々しい気持ちを味わいました。

 

hydeparkmusic.jp

 

平織りに

3種類の赤色の綿糸で織っていた組織織、開口が悪いうえに3本取りにして掛けたごくごく細い糸が板杼で擦れて、切れることが重なってしまいました。織り続けることは難しいと思えたので、途中から平織りに切り替えました。それでも組織織用に掛けた糸は、平織り用に掛けた糸とは違って開口はあまりよくありません。一段毎に竹べらを通しながらの織りですが、組織織よりはずっと楽に織ることができ、糸を3種類使っているので、少しだけ変化の見える平織りになってこれでよかったと思える織りになっています。

 

昨日は朝から良い天気に恵まれたので、久しぶりに庭仕事に励みました。暑さを感じるほどの陽気でしたが、久しぶりの汗も気持ちよく大鉢の植え替えに励みました。用土の再生剤を使って古くなった土も再度利用でき、古い根や潜り込んでいる幼虫などを取り除いて、もう一度植込む作業は楽しく、これから咲いてくれる花を期待して満足のいく作業となりました。抱卵中のシジュウカラもこのところ忙しく巣箱に出入しています。巣立ちが待たれる季節を迎えています。2月に植え替えたミニバラはそろそろ花が開き始めて今一番の楽しみです。

 

赤い糸で

相変わらずの織りの日々です。手持ちの青系の段染め糸を使ってコースターになりそうな10㎝程の幅の布を3m余りの長さで織り上げました。その後、3種類の綿の赤色の糸で織ろうと思いたって織譜の本を眺めていました。久しぶりに組織織をと思いたって、糸の長さと量を計算しました。少しずつの色味の違いが、組織織で生かされたらと思いつつ糸を掛けました。平織りと違い、織り始めると、いつもの事で掛け間違いがあり、昨夜は織り始めた糸を戻して、今日の宿題にしてやすみました。

 

このところの日々は毎日のように日中の暑さに閉口して、日々の外仕事は後回しに。今朝はと言えば昨日とは打って変わって、冷たい北風が吹いて昨日の朝の暖かさが嘘のようです。リビングに下りたものの、新聞を取りに行った後慌てて羽織物を取りに寝室に戻ったほどでした。先日のこと、「一番花が終わったので1割引きで」と言われて嬉しく買い求めてきたデルフィニューム2株、今朝一番で植え込むつもりでしたが、あまりの冷たい風に後回しに、陽の光が恋しい我儘なさくらは機の前に。