2月

?の種

買物から帰って、我が家のへの階段を上がっていた時に、何かの種を目にした娘が「何の種かな」と言って、みたことのない形の種を拾いました。薄い灰色の硬い殻に包まれた種です。一通りの片付けが終わって、見たことのない種がどのようなものなのか、気にな…

おりひめ仲間から

昨日の夕方の事、2階の寝室で片づけをしていたところに、おりひめ仲間のḾさんから電話が入りました。コロナ禍以来、合うことがなくなって久しく、織りの指導をしている彼女の去就が気になっていたので、どうしているか時々思う日々でした。お互いの元気なこ…

機を

おりひめ工房が解散し、さくらの自宅はおりひめ仲間が多い地域ではなかったこともあり、高齢だった師が亡きあとは、一人でときめて工房に通っていたので、この6、7年は自宅で一人機織りを楽しんできました。次は自分が亡きあとをと考える年齢になり、手持…

誕生日に

23日はさくらの誕生日。娘からラナンキュラスとカスミソウ、オリーブの可愛い花束のプレゼントがありました。暖かなリビングより長持ちし、出入りの際にいつでも目にするので、猫が帰って元に戻した丸テーブルが、玄関で所在なく置いていたので、早速その…

猫ヒタの

昨年の秋に手入れをしたクリスマスローズが、葉を落としたブルーベリーの根元で大きな葉を茂らせています。葉をかき分けて根元を覗いて見ると、株本では蕾が開きかけて陽の光を待っているようです。この時期に葉を刈ったことはありませんでしたが、暖かな陽…

2月になって

早くも1月が終わって今日は立春。過ぎた今年の1月は早々に起きた地震によって心痛む日々が続きました。飛行機の事故、政治への不信も。最後にアメリカ出張から帰国した息子はコロナに感染し、猫の預かりも延長されました。4時に起こされていたさくらです…

仕上がって

先日久しぶりに会ったОさんが、織りかけの布を見て気に入り、「使う予定がなければ」と言ってテーブルセンターに使いたいとの事で予約して帰りました。その後3日程で仕上げました。機からおろし、仕上げると思っていたようではないこともあるので、「仕上が…

バラを

昨日はさくらの?回目の誕生日。お世話になっている内科のお医者さんに「天皇陛下と同じ誕生日でお休みでいいですね」と言われましたが「毎日が日曜日ですから」と答えて「ああそうですね」と笑い合ったのでした。昨年の誕生日の翌日にウクライナ侵攻があり…

春が

近所の川の土手に昨年末から咲いていた二ホンスイセンの花が終わり、代わりのように鮮やかな黄色のラッパスイセンが咲き始めました。川にはカモの群れが戻って春の近いことを知らせてくれています。いつものように遠回りしての買い物ついでに、いつものよう…

青い空に

昨日の雪空が嘘のように晴れ渡った青空に、その青さを透かしたかのような白い月が浮かんでいます。つい3日ほど前には夜明け前のまだ薄暗い西の空に、黄赤に輝く月を認めていたのに。この「手遊び記」を書きながら朝の光に薄れていく月を眺めています。猫ヒ…

手前味噌を

毎年のことながら今年も味噌つくりの季節を迎えました。昨年も2月に仕込んだと思いながらいつもの麴屋さんに注文を入れました。「今年は豆が高くて」と言うご主人の言葉に「仕方がないですね」と応じて最終金曜日の午後に宅配してもらうようにお願いしまし…

温かさに誘われて

昨日に続いて今日も3月頃の気温にと言う情報につられて、出かける娘と一緒に家を後にしました。途中で別れてから駅前の団地の中を通り抜けることにしました。この街に越して来た最初に住んだ家までの駅からの帰りに通り抜けた団地で、団地の中の小さい公園…

肉まん

「粉からはじめるレシピ」という10年以上も前に出版されたレシピ本があり、リビングの本棚から時々手にとっては眺めていました。パン、パスタ,点心、おやつなどに分かれてさくらの作りたい心をくすぐってきます。やる気をそそられながらも時々眺めては実行…

掛け直した経糸で

1週間程前に少しの不安を持ちつつもかけた経糸の半分が筬で擦れて切れるので、「やっぱり」と思い掛け直すことにして面倒ではあるものの、使いたい半数の糸の為に探した3種類の糸を整経して経糸としました。経糸で使えなかった2色の糸を緯糸にして3m弱の…

やっと

2か月弱預かっていた老猫の烈、土曜日に息子が迎えに来てやっと自宅に帰っていきました。我が家では常に家人がいて暖かなリビングで日がな一日回転椅子で寝ているような生活ですが、息子との暮らしではほぼ毎日寒い家の中で彼のベッドに潜り込んでいるので…

日々変化

ほぼ毎日の散歩道はほとんど変化なく、川沿いから国道の交差点を渡って駅の北口にある駐輪場を通りすぎると駅の改札口への階段を上がります。駅の北口は30年以上も前から北口開発の計画を聞いていましたが、最近になって急にその計画が進行してきた気配で…

少しだけ春

ほぼ毎日歩いている川沿いの道、今日は明るい日差しに誘われたのか小さな小さな羽虫が飛び交っています。土手の斜面には小さな山があちらこちらに盛り上がり、モグラが動き出したことを窺わせます。雨が少なかったせいで川の水は少なめで、カモの群れは少し…

織物日和

昨日からの予報通り、鈍色だった空から朝食前には雪が降り始めました。老猫の烈も娘が出勤した後は回転座椅子の上で丸くなってご就寝です。昨日の夕方には灯油も長靴も玄関に運び入れ、雪かき用のシャベルも念のため軒下に揃えて今日は織物日和です。4種類…

顔を見に

先週の金曜日、帰国した息子から連絡が入りました。「烈を引き取りにかな」と受話器を取ってみると「列の顔を見に行きたいので」との事、「あっ、そう」「来週は土曜出勤だし」娘と「あと2週間ということ?」と首を傾げつつ。灯油も園芸用土も買いに行って…

春の便り

仲良しのSさん宅へ行った後の帰り道、小さな青い花びらが目に入ってきました。イヌノフグリです、春一番で道端を明るく彩ってくれる可愛い野草です。川端のスイセンも暮れから一月以上も咲き続けてなお香りを届けてくれて、春を待つ気持ちが募るこの頃です。…

手織布で

少し厚手になった綿の手織布で直線縫いの上着を縫いました。経糸はサクラ染で、緯糸には有機栽培の手紡ぎ綿糸を使いました。少し分厚い布はさくらの技術では持て余し気味で、着られるようにはなったというくらいの出来で、娘の「かわいい」という言葉に慰め…

天皇誕生日

昨日23日は天皇誕生日でさくらの誕生日でもあります。学生の頃「彼が天皇陛下になったら祝日になるから誕生日はいつも祝日になるのね」と羨ましがられたものです。「その頃には毎日が日曜日になっているから関係ないでしょ」と誕生日の度に交わしていた会…

赤貧

「赤貧」という言葉を久しぶりに目にしました。日曜日の朝日歌壇に出獄前の十亀 弘史氏からの投稿があり、「赤貧とコロナの中へ出獄す失うものを持たぬ青空」と歌われていました。これからの生活の大変さも、縛られない自由さも何もかもが入り混じった世界へ…

手提げを

芯地を求めてきたので、先週はもう一度手提げの仕立てに集中しました。裂き織り布、帯芯、テープ使いの織り地などを使って5個の手提げを仕上げました。例によって娘に写真を撮ってもらい、土曜日の午前中「手作りのお店 コスモス」へ届けました。近くに住む…

雨の中を

今朝までかかって仕上げた手提げ4個を届けるために、少しの戸惑いを振り切ってSさん宅まで出かけました。使い切ってしまった芯地を買いに行く心積もりを実行してしまおうと、少し強くなってきた雨の中を出かけたのです。大きめの手提げを含めて4個の手提げ…

夜遅く

昨夜の11時半頃のこと、遊び部屋で手仕事中のさくらに「地震」と言って娘が入ってきました。気が付くと本当に地震の案内放送が不気味な音を広報して「地震です、地震です」の声と共に夜更けの町に響いています。10年前の地震の余震との事、いまだにあの…

ひと段落の後に

依頼のあったマフラー1枚のために織ったマフラーは結局6枚、3枚を送って選んでもらうことにして伊豆へ送りました。2週間ほどをそのために費やして作業が終わり、配送手続きも終わったことで、突然のように気が抜けて、このところ日々何をするでもなくの…

朝日歌壇で

日曜日の朝日歌壇で楽しみにしている投稿者の中の一人に十亀弘史氏がいます。政治活動の中での受刑との事で、事の真偽はさくらにはわからない事件ですが、短歌だけの世界の氏の作品が気になって以来、投稿されるたびに娘と楽しみにしてきました。年末の投稿…

天皇誕生日

天皇誕生日の23日はさくらの誕生日でもあります。毎日が日曜日になって久しいさくらにとっては関係のないことですが、友人、知人には覚えやすいせいか「今日は誕生日ね」と言われることの多い誕生日です。娘はいつも「花が好きだからと」仕事帰りに花束を贈…

白い花が好き

「うちは白い花が多い」と娘に言われたのはずいぶん前のことでした。我が家の小さな庭に今年も咲き始めたのも白いクリスマスローズです。去年の秋、階段わきの日当たりの悪い歌壇から植え替えてあげたクリスマスローズ、その時株分けしたひと株は花弁のかた…