シラカバで

3日ほど前のこと、Sさん宅へ向かう途中でシラカバの枝おろしをしている家の脇を通り抜けました。いつも手入れの行き届いたお宅で「庭師さんが入っているのね」と納得のお庭です。通り過ぎてからふと「草木染用に枝を頂こうかな」と考えて「シラカバですよね、おろした枝を頂けますか」「いいよ、いくらでも」所用で出かける途中だったので、帰りにと伝えたところ「まとめておいてあげるよ」と言ってくれたので思いがけず沢山の枝を頂いて帰宅しました。その日のうちに葉を処分して枝だけにしておきました。

 

後からネットで検索してみると、シラカバの樹皮で染めるサイトばかりで、少しの不安を抱えることになりました。以前シラカバは生で染まると聞いたことがあったので、早くしなければと今日の午後、小さく刻んだ枝を煮出してみました。思いがけず赤茶色の染汁が出て、指にマメをつくりながら全部の枝を刻みました。澄んだ赤茶色の染汁でどのような色に染まるのか、糸を浸すにはまだ少し時間必要なのではと思っています。