お引越し

我が家のシジュウカラ用の巣箱は今年は気配がなく、「今年はダメかも」の思いに駆られているこのところですが、「手作りの店 コスモス」のSさん宅へ向かう途中の事でした。いつものカーブした坂道を上がったところで道の中ほどを年配の男性2人がゆっくり歩いてきます。不思議に思っているところへ、右手の路地から引っ越し中のカモの親子が道路に向かって列をなして歩いてきたのです。「今この子達を川へ行かせるところ」どこかの庭先から出てきたカモを見守るために、大回りしてカモと合流したのです。さくらも左右から来た車を止めて見守りました。「そこを右に降りていくといいんだけど」右手にある川に降りる階段を目指して2人はカモを追いかけていきました。「ああいい時間だった」と思わず和やかな気分になって道を急ぎました。

 

Sさん宅ではこのところ花壇作りを進めていました。花好きの2人なので会うといつも花談義です。庭の隅の柿の木の下を囲ってハーブを植えたいと言っていた彼女は、娘のNちゃんの手を借りて花壇用の培養土を入れ込んで元々あったクリスマスローズローズマリーなどを植えた間に10数種類のハーブ類を植込んで可愛い歌壇に仕上げていました。思いたったらすぐ行動に移す彼女にとって、娘のNちゃんは良き相棒です「こうしたいんだけど」「わかった」ということで、2人はすぐ行動に移るのです。梅雨が始まり、終わるころにはすっかり根付いてSさん自慢の小さなハーブガーデンが2人の会話を盛り上げてくれそうです。

 

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