春が

近所の川の土手に昨年末から咲いていた二ホンスイセンの花が終わり、代わりのように鮮やかな黄色のラッパスイセンが咲き始めました。川にはカモの群れが戻って春の近いことを知らせてくれています。いつものように遠回りしての買い物ついでに、いつものように団地の中の花々を探してみました。カワズザクラ、シダレウメ、などの花木が多く、特にウメの香りは冷たい空気を払うような、凛とした香りがさくらの好みで、これほど沢山のシダレウメがこの団地に植えられているとは知らなかったので、もう少し咲いたらこの香りを楽しみに歩いてみたいと思っています。

 

手織りを習い始めた20年余り前、糸のことは何もわからず手あたり次第買い求めていた時期に、骨董市で買い求めた糸は手に負えないで今まで来てしまいました。やっと機にかけた黄色の糸に合うと思っていた裂き糸が思うようではなくて、一昨年の夏にクズの葉で染めた糸が思いがけずピッタリだったので、ただいま3m程の布にする予定で織始めました。いつものことですが思いがけずの色合わせに満足の織仕事は案外楽しく、今回は先日これを見たОさんが、テーブルランナーに欲しいと言ってくれたので、「どうぞ」と言う気持ちで機に向かっています。