2月にバリに移住した織仲間のKさんが予定通り7月に帰国する事がわかり、ちょっと浮き浮きのさくらです。彼女のブログから、現地の方にあちらの織物を習っている様子はわかっているのですが、やはり直接お喋りしたいと思いつつブログを覗いているので、少しでも時間をもらえたらとちょっと期待しています。
このところ草木染めに気合が入っているさくら、昨日も朝から随分前に買い置いた染料を取り出して染める事にしました。蘇芳(すおう)という日本にはない赤系の色が出る染料で、草木染めでは赤系の色はなかなか無く、特にさくらのように身近な草木を使っての染めではなおさらです。
煮出してみるとかなり濃く色が出て何回染められるかと思うほど良く出るのに驚かされました。絹にレーヨンとナイロンの入った糸では明礬で甚三紅(じんざもみ)という薄桃がかった赤色に、銅で蘇芳(赤みの深い赤紫)、麻では銅で浅蘇芳といった感じの少し薄めの蘇芳色に染まりました。若々しく、あどけなさを感じる色と、深みのある大人を思わせる色が出た事に満足。