このところ近くの川に飛来するシラサギの姿が今までになくたくさん見られるようになりました。川岸に立つ大きなヒマラヤスギのてっぺんにも番らしい2羽が止まっています。川下に向かって飛んで行くもの、川上に向かって行くもの、最近では川の水量が減って、カモもサカナも随分見かけなくなったと思っていたこのところでした。古い橋の耐震工事が始まり、水の流れも変わってこれから1年程は、カワセミも見られなくなるなどと思いながら歩く日々でした。その日の夕方、夕日が沈む時間をいつものようにリビングから楽しんでいた時、1羽のシラサギが川の上流に向かい、夕陽を受けながら飛んで行くのを目にしました。時々目にする光景ですが、この時のシラサギの羽の美しかったこと、夕陽を受けて薄紅色に染まった羽の色は、初めて目にした光景でした。
昨日のシラサギの美しさが残っているさくらの目に、今朝は薄明りの西の空に十六夜の月が天空高く望めました。「満月かな」と言う思いがふと頭に浮かんだ時、「今年最後の満月です」とお天気キャスターが少し前のニュースの中で言っていたのを思い出したので、朝刊の今日の天気欄を開いてみました。月齢16.9が今日の月でした。「ほぼ満月」と独り言ちて、もう一度空高く輝く十六夜の月を眺めたのでした。