勘違い

草木染めのシルクの糸を使って2枚のストールを織り上げました。おりひめ仲間に見てもらい、Kさんはその織が気に入ってくれて、自分も手持ちの糸で織ってみると言ってくれました。その後何日かして、参考にしている織譜を何気なく眺めていて、しまったと気づいたのが、機のペダルの踏み違いでした。一本ずれて踏んでいたのです、3枚目を織るつもりで掛けていたので、次は織譜通りに織っていますが、当然のことながら前の2枚とは違った織り模様が出ています。

間違いに気がついた当日、Kさんに電話を入れてその旨を伝えました。彼女は見た模様が気に入ったので、その通り織ると言ってくれましたが、さくらとしては申し訳なさと恥ずかしさがない交ぜの気持ちが交錯して、Kさんのおりひめ行きの日に織譜通りに織ったストールを持って行く約束をしました。今回は経糸にタブの木、緯にサクラで染めたシルクの糸を使って織っています。今は織り上がりが楽しみで、これからも織るつもりでいるストールをどちらの織譜を使うか迷いそうです。


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