思いがけずの一日

昨日は予定外の一日に。前日の電話で、午後から古い友人がその従姉の方と一緒に、修理の終わった手提げを取りに。話が弾んで予定の3倍の訪問時間で、楽しかったと帰って行きました。以前に織ってあった、リサイクルシルクの、ミニマフラーを気に入って、従姉のIさんは2本も買い上げてくれ、その上いつでもという約束で、更に10本の注文をして下さいました。そんなにどうするのか心配な程の注文に、いささかの戸惑いを覚えたひと時でした。そう言えば以前2本の注文に、6本の中から選んでいただこうと、お好きな物をとお送りしたところ、全部と言われた事があった、と思いだしました。

夕方からは、知り合いのお通夜があり、早すぎる死に、辛い時間を過ごしました。陶芸を教えている友人の生徒さんでしたが、彼の最初の師の、最初で最後の作陶展を通して知り合い、さくらの作品展にもまめに足を運んでくださった方です。仲の良いご夫婦二人だけの生活だったので、これからのさみしさを思うと、かける言葉も見つかりませんでした。先に逝った師と共に、解放された世界で、永遠に続く、良き師弟関係を続けていくのだろうと、生前の彼らを考えた時にふと思えたひと時でもありました。