おりひめ工房で

おりひめ工房の高齢の先生が施設に入られて、ご子息がその後の工房の継続を決断されたことを受けて、おりひめ仲間のさくら達は、工房の運営がスムーズに運営される事を願い、勝手連のように、自分達の思いをご子息に投げかけながら、工房に関わっています。

先日も工房の棚に残された糸と、あちこちから集まった残糸の山の整理をしました。一日かけての整理は、大変さと楽しさがない交ぜになった一日となり、「明日もおりひめね」の言葉を交わして家路を急いだのでした。

翌日も嬉しい一日になりました。久し振りのおりひめ、新しい織に入るために、用意して頂いていた、一番大きな機に糸を掛け始められたからです。それ以上に嬉しかった事、久しく工房に通えていないKさんが、大きなたい焼きをお土産に私たちを訪ねてくれたのです。お元気そうですが、ご家族の事情で今は織りもできていません。工房に通える状況をご自身は勿論、おりひめ仲間も心から待ち望んでいます。少しでも空いた時間に、心の洗濯をしに工房を訪ねて欲しいと思いつつ、彼女の健康をも祈ってお別れしました。


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