テレビで

時々見るテレビ番組にBS日テレの土曜夜「小さな村イタリア」と言う番組があります。久し振りに見た今回は、イタリア北部、フランス国境に近いヴァレグリサンシェ村の、30代の女性二人が取り上げられていました。一人は故郷で教師に、もう一人はこの地に古くから引き継がれてきた、ドゥラップ織りと言う織物の織物職人の話でした。

当然のように織り物職人の話に見入ってしまったさくらです。昔はこの地方の冬の仕事で、家族総出で糸を繰り、暖かな家畜小屋で機織りをしていたとの事。当然のことながら機織りは生活の糧を得るためと共に、家族の衣類、寝具など生活そのもののための布を織る事でもあったのです。それは日本でも変わることはなく、さくらの祖母も小さな時からランプの灯りで機織りをしたものだと聞かされていました。今こうして趣味として楽しんでいられる事に感謝の思いを持ったひと時でした。