機織り

時々見るテレビ番組に「小さな村の物語 イタリア」と言う番組があります。土曜日の夜、食後の一休みの時間です。今回はサルベーニャ州 アルムンジャ村、そこで暮らす山羊飼いの男性と、地元に残るア・リツォスという織り物を祖母から引き継いぎ、さらにパートナーとB&Bを経営している女性の話でした。ただ一人の織り手だった祖母から引き継いで、敷物やタペストリーになると言う織り物は、彼女にとって、織っている時間が自分と向き合う時間と話すのを聞いて、日頃さくらが思うところと同じと得心したのでした。

このところおりひめでも自宅でも進まない織りに、少々腐っているさくらです。選んだ糸が思ったようにいかなくて、イメージ通りではなく、途中で切った糸が何種類かあり、その糸を1本ずつ抜きながら玉に巻いていくのです。手始めは180本です、絡まる糸は離れにくく2時間ほどかけて玉にしました。次は茶と白の2色で400本程の糸です。溜息と共に、でも次に何にするか考えながらの作業は、忍耐と共に自分と向き合う時間です。


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