クリのイガで染めた後に

2年ほど前に手に入れたクリのイガで染めた糸に、サクラを染め重ねてみようと思っていたのですが、物置に置いてあったチャの実で染めてみたらと思い立って、早速鍋に実を入れて3回ほど煮出して糸を浸しました。せっかちといいかげんなさくらはいつも「まあいいか」で事を済ませてしまうので、急がず、慌てず、ゆっくり丁寧にと思いはするものの、そう思うのはいつも事が済んでからです。今回も今考えてみれば最初のイガ染め時に、湯量とイガの割合と糸の重量を考えると、薄茶色に染まるのはのは当然だったのです。それでも染め重ねたことで少し濃く染まった糸にまたまた「まあいいか」と納得しているのです。

その日の午後は途中で止まっていたパンツの仕立ての続きを始めました。手織りの布はカットした生地の始末に手がかかって、縫うところが少ない割に意外と時間を取られるのです。あと2枚は縫ってみたいと思っていますが、縮絨後にはかってみると幅が少し足りないことに気づきました。手持ちの型紙では同じデザインのパンツはできないので、もう一度違うタイプの型紙を作りました。もう少し時間のかかりそうなパンツ作りです。