縮絨を終えて

織り上げた組織織りの布の縮絨を朝からやって干し終え、今日は昨日買ってきたビオラ、原種シクラメンスイセンの球根の植え付けと、階段わきの花壇で元気をなくしているクリスマスローズの植え替えをと考えています。今朝は少し肌寒いほどの陽気で、すっかり秋の気配が濃くなってきました。畑のおじいちゃんが枝おろしをしたフェンスの向こうのカキの葉も色づき始めています。

昨日の花屋さんでの出来事です。思いがけず見かけた原種のシクラメンに気をとられていると、年配の男性から声をかけられました。「これなんですか?」「原種のシクラメンですよ」「シクラメンが好きで何年も育てているけれども、こんなに小さいのは初めてです」原種のシクラメンが好きで地植えにして育てているさくらですが、今年は親株が絶えてしまい、こぼれ種の小さな株から咲いた1輪を今朝目にしていたので、思わず説明にも力が入って、「かわいいし、庭植えにすると種で増えるので楽しみですよ」という言葉に背中を押されたのか、ポットを手に嬉しそうに帰られたのです。時々その光景を思い出しそうな後ろ姿を見送って、さくらも嬉しく帰宅したのでした。