桜染め

今月の初めに行った伊豆の兄に頼んであった開花前の桜の枝が段ボールで届きました。桜色に染めたくて、以前仲良しのSさんからお正月用に届いた桜を楽しんだ後に小さく切って干しておきました。暫くしてから取り出して何回も煮出して、古い着物から解いてあった胴裏を染めてみました。少し茶がかった桜色に染まったのです。

これに気を良くしたさくらはもっと桜色に、の思いが募って桜を見ると食指が動くのですが、これはなかなか手に入りにくかったのです。伊豆に引っ越した兄の周辺には桜がたくさん、丁度敷地の隣にあった桜に目がいって、開花前の枝を送ってもらうように頼んだのです。

箱を開けてみると、開花前とはいえ枝には葉芽ばかり、つぼみは一つも付いていません。花の付いていない枝に花の為の色素は集まっているのか、疑問でもあるのですが昨日は届いた枝を小さく切って笊に干しました。今日は早速染液を作るために朝からストーブのお湯を使って桜の枝を煮出しています。どんな色が出るのか、染めるまではまだまだ時間がかかるのですが、ちょっとわくわくのさくらです。