気難しやの糸

「二人展」が終わって、片づけやその後の作品の整理などで、暫く織から遠ざかっていたので、前から気になっていた糸で織りたい気持ちを抑えられず、ラムウールの細い糸を2本取りにして、少し長めに糸を掛けました。撚りが甘く、少しの力で切れてしまう糸は、なかなか気難しく、はやる気持ちに水を差されます。

おりひめ仲間との作品展も2月の下旬に控えているのに、とんでもない糸を選んでしまったと、悔やんでもあとの祭りです。予定している作品作りがあったのに、糸の誘惑に負けて織り始めてしまい、師走の忙しさの中、時間を見つけては少々焦りながらの織りの時間を楽しんでいます。

外は朝から冷たい雨です。開店時間に合わせて、早々とお正月用の買い物を済ませて、冷たくなった体を温めていると、庭に置いたリンゴを見つけたヒヨドリが啄んでいます。ほっそりとした体と羽の様子と顔つきで、若いつがいのように思われます。沢山の実をプレゼントしてくれたブルーベリーも、いよいよ綺麗な紅葉を纏って、最後のおめかしで年を越そうとしています。


f:id:sakura1944:20210717183942j:plain:w120 f:id:sakura1944:20210717183945j:plain:w120
f:id:sakura1944:20210717183949j:plain:w250