おりひめ仲間のIさんが所属しているホームスパンのアトリエの作品展に、最終日の昨日出かけてきました。おりひめ仲間の何人かの方にもお会いしました。染め、糸紡ぎ、織りの全工程を一人でこなす大変さを思うとき、ただ織るだけの自分の手遊びの軽さを考えさせられたひと時でした。
テーブルに置いたサクラの花が開き始めました。小さな白い花の花弁には、折り紙を広げたように、ひと筋の折あとが見えます。小さなかたい蕾の中に折りたたまれて入っていたであろう小さな花に、感動を覚えた朝です。今朝もこの小さな花のサクラの枝で、キッチンではサクラ染めの最中です。
先日染めた絹は明礬媒染で樺茶（樺色を帯びた茶色）鉄媒染で栗梅（濃い栗色で、紫がかった色）、色の手帳で見ると少しずつの違いで色名が表示されていますが、系統色名とその略記号は同じです。媒染の違いで基本の色が同じだと言う事がわかります。なるべく和色名で表現したいと思っているのですが、色合わせはその度になかなか難しいことと思わされます。
