白カボチャ

陽が傾きかけた頃に、リビング前に干した綿糸を取り込もうとガラス戸を開けたときでした。畑のおばあちゃんが、繁ったカボチャの蔓を片付けていました。さくらの姿を認めると、「いつもすいません、草ぼうぼうで」と何時ものように挨拶されました。さくらとしては迷惑をかけられていることはなく「とんでもない、そんなことありませんから」と返すのがいつものことです。畑の隅にあるカキの木も、秋が深まった頃の紅葉した葉は美しく、落ち葉になるのを楽しみにしているくらいだからです。おばあちゃんから「白カボチャを食べてください」と頂き思いがけずの頂き物に有難く「明日の朝早速スープでいただきます」とお礼とともに頂きました。

 

今日はスピニングパーティーで手に入れた手紬の綿糸を精錬しました。石鹸で煮洗いし、そのまま30分程漬けおいてから水洗いし、さらに2時間半ほど水に晒してからゆすいで乾燥して精錬終了です。思った以上にきれいに仕上がって嬉しい作業になりました。ふわふわに仕上がった優しい手触りの糸、やさしい布に仕上げてあげたいと思った夕方でした。