小さなお客様

昨日は穏やかな陽気に誘われたのかさくらの展示会場にも14人のお客様がありました。その中の2人の小さなお客様は小学生の兄妹、パンフレットを片手にアトリエ風(さくらの展示場)を探してくれたのです。
『おじゃまします』の挨拶もできて作品を眺めてお母さんへのお土産探しです。彼らには手が届かない金額にがっかりした様子だったので、蜆の根付けをすすめてみました。ほっとしたように小さな手で100円を差し出してくれた微笑ましさは、後のおまけ付きで忘れられそうもありません。

おまけのお話
彼らを送り出してそれからのお客様とは織りの話、染めの話賑やかな時間が過ぎてそろそろ今日もおしまいという頃、展示室の入り口に置かれたお財布に気づきました。中には210円とテレカでした、あの兄妹のものです。夕方まで待ちましたが取りには来ませんでした。せっかくお土産まで買って帰ったのに、叱られなければいいなと思いつつ、ご近所らしいことに期待して無事彼の手元にお財布が戻る事を願いつつ今日の展示を終えたのでした。


f:id:sakura1944:20210523103734j:plain:w200