原毛を緯に

昨年の7月頃から織っていた布を、昨日で機からおろしました。暫くはアートフェスとその準備で、おりひめもお休みするからです。原毛を細く割いて緯にして織っていたのですが、時間のかかる事この上なく、遅々として進まない作業でした。これからひと月半の間、機にかけたままにするのはという思いがあり、1m余の経糸を残し、織ったところまでで端をかがって3m余の布になりました。今日は縮絨のため浴室で石鹸液につけて最後の仕上げに入りました。

珍しく試し織りをしてから本織りに入った布ですが、イメージしたような布になるのかは、仕上がってからでないと分かりません。多くの時間をかけて織り上げたものの、全く予測のつかないまま、今はまだ洗液の中です。期待に応えてくれることを祈るばかりといった心境です。


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