20日ほどあった書けない日々の間、伊豆での「記憶する布」展のこと、映画「ボヘミアン・ラプソディー」のこと、骨董市のこと、アミューズミュージアム「美しいぼろ布展」のこと、誕生日プレゼントのことなど、書けないでいた事がいろいろありました。どれもさくらにとって楽しく、嬉しく、心に残る感動と感謝の思いの詰まった事々でした。
わざわざ出かけた伊豆での「記憶する布」展では「縦糸を結び付ける場所さえあればどこでもできる織り機を自作した」高須賀活良(たかすかかつら)氏の「この織り機を毎日持ち歩き、人と関わり、土の匂いを嗅ぎながら織り上げた54日分の布は記憶そのものである」の言葉通りの、どこでもという訳にはいかないものの、何でも素材になると思ってい、日々の自分の表出と考えるさくらと同じ、それ以上のことを実践した展覧会でした。織り物というと実用に即したものを考えがちですが、表現と考えると実を伴わない、気持ちの発露なのだと考えさせられ、また力をもらえた展示会でもありました。