白い花が好き

「うちは白い花が多い」と娘に言われたのはずいぶん前のことでした。我が家の小さな庭に今年も咲き始めたのも白いクリスマスローズです。去年の秋、階段わきの日当たりの悪い歌壇から植え替えてあげたクリスマスローズ、その時株分けしたひと株は花弁のかたちが少しだけ親株と違っています。仲良しのSさんが白いクリスマスローズが欲しいと言っていたので、「株分けするときにね」と約束しました。先日久しぶりに猫ヒタの手入れをしたとき、そのクリスマスローズの根元にこぼれ種からたくさんの芽が出ていました。自家受粉なら親株と同じような花が咲くとは思うのですが、咲いてみないと分かりません。株が育って花が咲き始めたら彼女にプレゼントしようか、それともこの小さな株のうちにプレゼントして何年か先に咲く花を待ってもらおうかと迷っています。

 

咲き終わったスノードロップの花も白、夏越しをして元気に冬を迎えたシルバーリーフのシクラメンの花も白です。ついつい白い花に目がいって、これから咲くシラン、セージ、アセビスイセンもやっぱり白い花が好きなさくらです。赤、黄、紫、それぞれの濃淡の花色はありますが割合としては白い花が多いという感じです。春の訪れが早そうな今年、ひと月もしたら明るい華やかな彩りの猫ヒタになることと期待しています。