草木染用にネットで買い求めて置いた糸を、しばらく前に刈り込んだローズマリーで草木染にしました。刻んだ枝葉を煮出した染液を寸胴鍋に移して、昨日から浸してあった２枷のシルクコットンは、濃い茶色の染液の割にごくごく薄い苅安色に染まっていました。最初から鉄媒染するつもりだったので、早朝からキッチンですすぎを繰り返した後鉄媒染してみました。こちらもごくごく薄い利休鼠（緑実の灰色）に染まり、地味な色ですがさくら好みの色に染まって満足のいった作業になりました。久しぶりに買った糸に気を良くして少しの間草木染にはまりそうです。
織りの手を休めて裂き糸作りにも精を出しています。ほとんどが頂いた着物類で、紅絹の胴裏と表地、裾回しなどですが、テレビをつけつつCDを聞きつつ裂いているうちにミカンの段ボールにほぼ一杯になって、織仲間になったNさんに提供しようかと考えています。腱鞘炎で裂き糸を作ることができないNさんに、以前勝手に裂き糸をプレゼントしたのですが、思った以上に喜んでもらえたので今回もと考えています。おうち時間を楽しんでもらいたいと思いつつ。
