夜明けが遅くなり日の入りが早くなって、いやでも秋を感じる頃になりました。朝5時に目が覚めたさくらはまだ薄暗い空にいつものように蝙蝠をさがしていました。夕方もそうですが朝の暗いうちに蝙蝠が餌を漁って飛び交っている光景を眺めるのが最近の朝の習慣です。
リビングから西の遠景に黒々とした林が眺められます。何げなく目を向けると西の空に洗朱色に染まった大きな月が沈むところでした。満月のように見えたので新聞を開いて見ると月齢16.7とありました。静かな月が林の向こうに沈むまで目が離せないまま立ちつくしていました。
昨年の梅雨時の雨あがりに蝙蝠の赤ちゃんが巣から落ちたらしくほんの少しの土に埋まってもがいていたのをさくらが見つけてから、我が家の戸袋に住み着いている蝙蝠が気になって夕方の空に蝙蝠を探すのが日課になってしまったのです。