千代紙

毎年のアートフェスでは、織った物だけではなく、小さな手作り品を何種類か出品しています。古布を貼った和紙の葉書、蜆の根付、杯の針刺しなどです。今年は千代紙のぽち袋を作ってみようかと、手持ちの千代紙を出してみると、あんなにあった千代紙、今も沢山あるのに、ぽち袋には向かない縮緬千代紙ばかりになっていました。以前紙人形作りに夢中になっていた頃、買い貯めた千代紙です。布の風合いを出すためには、縮緬千代紙がぴったりで、今は作らなくなった紙人形ですが、振り返ってみると、何百体もの紙人形がさくらの知らないお宅の一画を居場所にしていたのです。

おりひめの帰宅途中、隣町の駅で途中下車をして、千代紙を求めて駅近くのデパートに行って来ました。思ったような千代紙ではないものの、ぽち袋にならばと何種類かの友禅紙と表示された千代紙を買い求めました。今日はぽち袋作りです。


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