終わった!

麻のランチョンマット用の布が織り上がりました。緯に使った青苧という糸状のものはイラクサの茎で、外国の童話を読んだ時に、継母が継子いじめの為にイラクサの糸を作らせたという話だったことを思い出しましました。イラクサの茎は棘があり、糸にするには大変な苦労があることを知ったのは子供の頃でした。そのイラクサが青苧だったこと、さらに高級な糸になったものは、小千谷縮の糸として使われていることも今回調べてみてわかりました。手にした青苧はその茎を裂いたものだったので、織るたびにさらに細く裂きながらの作業でした。織り上げるまでには手間がかかりましたが、出来上がりには満足で、両端はミシンで仕上げるつもりで、年内に終われば良しとしようと思っています。

5日ほど前から始めていたゴミ箱の再生作業ですが、昨日の夕方になってやっと仕上がりました。30年ほど前に、手許にあった合板を使い少し大きめのゴミ箱を作りました。以前紙人形作りに没頭していた時期があり、その頃求めた沢山の和紙がいまだに残っています。千代紙を貼りかえながら使ってきたのですが、今回はいよいよ解体して作り直すことにしました。下貼りし、それが乾いてから千代紙を貼るので、少しの面倒が作り直すことを躊躇させていました。丁度良い柄の千代紙が見つかってまずまずの出来に満足した夜でした。


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