裂織り

桜染めと枇杷染めの糸を使った布は、5m程の布となって織り上がり、次に綿の経糸を掛けて織った裂織は、4種類の撚りをかけた裂き糸を使って、2m余りの布になりました。久し振りに裂織りを織ってみると、箪笥の引き出しにある沢山の裂き糸が気になって、今度は絹の黒い糸を経糸に整経しました。次は絹の古い着物の裂き糸を使って、衣類になるような布にしたいと思い、何種類かの裂き糸を取り出して眺めています。

一日中曇り空の日がこの何日か続いて、今日も思わせぶりに少しだけ覗いた青空に、慌てて洗濯物をベランダに出しはしたものの、結局黒い雲が気になって部屋干しに。今年の夏は暑い暑いと言いつつも、関東地方での猛暑日は4日と知り、思い返してみれば雨の多い夏だったと、あらためて思う今日の曇り空なのでした。水害に遭われた方々の生活が、早く元に戻れますように祈るばかりです。


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