御嶽山の突然の噴火から、早くも1週間がたって、いまだ不明の人々を飲み込みながら、噴煙を上げている御嶽山の映像を見ながら、太古の昔から繰り返されてきた自然の営みの壮大さを思わずにはいられません。技術の進歩と研究の積み重ねで、自然の仕組みやそれへの対処の仕方など、人類は日々進歩と発展と言いつつ、自然に対して畏れる気持ちを持たなくなってきました。信仰の対象だった山々も、今はほとんどが観光としての山行となって、気軽に誰でもが楽しめるようになってきました。もう一度心して山と対峙することを考えなさいと言われているような今回の噴火でした。
それにしても今だ取り残されている人々が、一刻も早く家族のもとに帰れますように。台風が近づくなかでの作業は今まで以上に過酷な作業になると想像されます。時間との闘いの中、責任と義務感だけではできない働きをされている方々の無事もまた祈らずにはいられません。