とうきびの皮

先日いただいたとうきびの皮を干しておきました。いつもは裂いてそのまま織り込んでいたのですが今回、干した皮を裂いていてふと紙縒りのようにしてはと思って紙縒ってみました。若い頃仕事で書類を綴じるために反故紙を紙縒りにしていたことが役立って、きっちりとはいかないまでも裂いたままよりいいかもという状態になったので、10本ぶんの内側の皮を2日かかって紙縒ったのです。靴箱8分目ほどになったとうきびの皮を眺めながら、手持ちの糸に思いを巡らせています。

買ったり、頂いたりして手に入れた古い着物を解いてあったのを、何日か前に洗濯機で洗って干しておきました。まとめて置いてあったものを取り出して、アイロンをかけました。全部を裂き糸にするかどうかはまだわかりませんが、こうしておくといつでも思うような作業に取り掛かれるので、沢山ある古布の整理も思い始めています。糸と同じように沢山の布と、それらを裂いた裂き糸をもう少しすっきり整理したいと、アイロンをかけたばかりの布を見ながら思うのでした。災害に遭われた多くの人々を思いながら、この時を感謝しつつ。