霜降

今日は二十四節季の霜降。合わせるように朝から冷たい雨が降って、リビングのガラス戸には露が。明日はまた気温が上がるとの気象情報に、忙しい事とため息交じりに曇り空を眺めました。このひと月ほど、機に向かう毎日が続いていたので、昨日は久し振りに骨董市で買った古着を解きました。これを洗い、裂き織り用に裂く作業が待っています。織るまでの作業を考えると、よく「気が遠くなる作業ね」と言われますが、その先の作業を思いながら裂き糸を作る事が楽しいのです。

4、5枚分の解かれた古着の表地と裏地が裂けるようになるまでは、まだしばらく時間が必要です。下準備はできたという思いで少しほっとした思いで、またまた次の織りの準備に入ったのでした。これが織り終われば、12月の「二人展」に向けていよいよ準備に入らなければといったところですが、いつまでも気が重い事と、思ってしまう自分を見つめる自分もいて、それもまた気の重い事です。


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