織りの日々を

軽くなった気持ちのままに、買ってあった糸を使って5m程のウールの糸を機にかけました。撚りのかかっていない糸は切れやすいのですが、それだけにどのような布になるのか、楽しみ半分、ドキドキの気持ち半分と言ったところです。今日は台風並みとの気象予報で、灰色の空は忙しそうに雲が移動しています。これから夜中にかけて強風になるとの情報に、夏の間掛けておいた簾をおろしました。

さくらが若い頃手に取っていた『それいゆ』と言う雑誌の復刻版が出版されました。中原淳一の編集、発行の雑誌で、若い女性へ向けての生活提案が、その頃の時代にしては新鮮で、生活の質に対する考え方に影響を与えられた雑誌でした。日々の生活をどう過ごしていくか、人間として、女性としてを考える核を、植え付けられたと思いながら、ページを繰っていると、読者の投書欄の言葉遣いの、丁寧な事に「手紙はこんな風に書いていた」と懐かしくまた、心地よい言い回しにホッとしたりの時間を過ごしたのでした。日々を美しく丁寧に過ごそうと考えさせられた時間でした。


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