寒のうちに

年賀状を書かなくなって久しくなりましたが、それでも頂く賀状は毎年何枚かあり、身近にいるキリスト者の方の何人かからはクリスマスカードが送られてくるので、寒中見舞いで年賀状に代えています。娘は今日が初出勤で、一段と寒さを感じる冷たい風の中を出かけていきました。さくらは松の内は家から出ないことが多く、買い物もその間はしなくて済むように準備しているのでお籠り状態の日々です。商家だった実家では祖母は「松の内にお金を出すようなことをしてはいけない、その年は出費が重なるから」と言い、我が家では祖母が健在のうちはこの言葉を守って松の内を過ごしていました。こうして暮らしてきたさくらはこの習慣もいいものとも思え、年初の幾日かを心静かに送る日々ととらえて何時にも増して心静かな日々を送っています。

 

暮れから三が日の幾日かは機から離れた日々を過ごしてきましたが、年が明けてみると糸を取り出して今年も残糸の整理をと一日を糸つなぎに費やしました。3m余りの経糸も整経時の勘違いなどで余っている何種類かの糸を掛けて繋いだ糸で織り始めました。買い置いた糸も昨年はだいぶ減ってきましたが娘には「糸が布に変わっただけでしょう」と言われつつも糸減らしに精を出しています。縫い物には気持が向かないまま、熱心に機に向かう日々が今年も続きそうな気配です。