年が明けて

暮れから新年が明けた3、4日の間に同じ墓参に2度行ってきました。一度目は30日に息子と、二度目は2日に娘と散歩がてらです。同じ寺院に3人が眠っている偶然を思いながら、初めての墓参となった息子とは、小さな墓地の中を巡る事1時間、苗字を見、生没年を見、家紋を見てあれこれお喋りしながらの時間はここに眠る3人を思う時間を共有した時間となりました。

新年が明けていよいよ作品展へ向けて、織り上げてある布を形にと思っていますが、未だ織りたい気持ちが勝っていて、あの糸で織りたいとあれこれの糸に思いがいってしまうさくらです。そして今日は散歩の道すがらの大きな枇杷の木から、染め物用に葉を頂いてこようと考えています。赤味の色が少ない草木染めの染材の中で、いつも楽しい色遊びをさせてくれるのが枇杷です。枇杷の色はふんわりとした、可愛い赤ちゃんの肌を思い出させてくれる優しい色です。武骨なごわごわした枇杷の葉から出る色を楽しみたいのです。


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