このところの1週間

先週の金曜日、夕方から映画を観に行ってきました。急に思い立って、娘と二人早めの夕食を済ませて観たのは「火花」、又吉直樹原作の芥川賞受賞作の映画化ということでしたが、客席は閑散としていて、貸し切り状態です。胸に沈みこんでくるような悲しみを抱えて帰宅しましたが、原作を読んでみたい気持に誘われた作品でした。

土曜日は久し振りに少し離れた所への買い物を息子に頼んだので、この時とばかり普段行けないお店での買い物ができて感謝の一日でした。翌日は1年に一度の機屋さんへの買い物ツアーです。おりひめ仲間の人々と糸を買い込んだあとは我が家で昼食をとり、例年のように蜆の根付の袋詰めです。お喋りを楽しみながら500枚超の小さなビニール袋に蜆を入れていきます。

サクラの日常はそれほど忙しいと言う事はなく、日々のんびりとマイペースで過ぎていきます。それがこの1週間は珍しく、ほんの一日を除いて毎日何かしらか出かける事があり、久し振りに慌ただしい時を過ごしていました。久し振りに会えた古くからの友人との一日は、特別の思いがあり「もう少したびたび会いましょうね」の言葉と共に別れたのです。お互い遠隔地に住んでいるので、今は東京駅で落ち合っていますが、その前は大宮で落ち合っていました。それぞれの地元からの中間地点で会うのが常で、この15年ほどの会えない時間を埋めてきました。