今年も

12月の第1日曜日、毎年決まってさくらの地元の機屋さんの、残糸、タオル、マフラー、村山大島紬の端切れなどのセール日です。おりひめ仲間と今年も大きな手提げを持って糸探しです。定番の綿麻の糸は勿論、工場内いっぱいに広げられた残糸の山を巡って、「今年は買わない」という決意も虚しく、両手に大きな袋を提げて、さくらの自宅までお喋りしながらの帰宅です。

帰宅後もひとしきりのお喋りの後は食事、その後は全員で作品展のための蜆の根付の袋詰めです。毎年のことながら、1年に一度のこの残糸買い出しツアーは、さくらにとっても楽しみな一日です。大量に買った糸を眺めて、「さあ織るぞ」といった気持になるのはいつもの事ですが、1年たってどこまで糸が無くなっているのか、さくらにもわからないこれからの1年です。


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