楽市楽座へ

仲良しのSさんと隣町で開催されている「楽市楽座」に行ってきました。駅前のロータリー下のあまり広くはないスペースを利用して4.50程の小さなお店が並んでいます。端から順番に覗いて行きました。野鳥を呼べるという笛はウグイス、シジュウカラ、スズメなどを呼べると言うので、嬉しくて広告紙の小さな手作りの袋に入れてもらって次のお店に。若い女性の店主手作りの籠とキビ、アジサイなどのドライフラワーを投げ入れて、そのまま買い求めました。その人は「わあーこんな風に飾るんですね!素敵、写真に撮っておいていいですか」「どうぞどうぞ、お代をはらっていないからまだ貴女の物ですから」自宅まで籠のまま抱えて帰ってきました。木工作家のYさんのお店にも寄り、丁寧な作りの楊枝を求めて今日のお出かけはおしまい。

朝のテレビ体操の時間、昨日は十六夜の月が西側の小さな窓のむこうに、うっすらと朝焼けを受けて望めました。一日たった今朝はもう窓枠からはみ出して、西の空に回ってはいますが、まだ天空高くさくらの目の端にも入ってきません。一日でこんなにも違うと言う事を今更のように感じたのでした。陽の光も軒から差し込むようになって来ることを、「畳の目一つ」違うと感じたり、夜なべ仕事をしながら引き戸の桟ひとつずつ月が動くことを感じる昔の人の生活を思いつつ、自然から離れてしまった現代人の生活を良しとできない自分がいるのです。