お掃除月でも

今月はお掃除月、とは言っても日々少しずつ、なるべく毎日どこかのお掃除を少しだけ丁寧にと思いながらです。機も片付けてやる気になってあちこちのお掃除に精を出していましたが、考えてみると夜は手持無沙汰です。やっぱり夜は織りをと思い立って、片付けてあった機をリビングに持ち込みました。今年のスピニングパティーで買い込んだ青苧を使いたいと思っていたので、麻糸を掛けてランチョンマット用の布を織り始めました。4mほどの布を織るつもりで夜になると機に向かう日々です。

お祭りで知り合った木工職人の男性に頼んであった板杼が出来上がり、思いがけずの早い仕上がりが嬉しく、近くのデパートの催事場の一角で待ち合わせをしました。年内は無理と思っていたので、お礼の気持ちで麻のコースターを手に出かけました。大小20枚の板杼はさくらが思った通り、丁寧な作りで手触りもよく使い良さそうです。その上材料の都合で大小それぞれ1枚ずつ余分に作ってあり、感謝でいっぱいでした。コースターを持って行ってよかったと思いながら、心からの感謝を伝えましたが、「いつもと違うものを作るのも気分転換になって楽しいものです」との言葉に改めて感謝の気持ちが湧きあがったのです。

手仕事を楽しむ者どうしの気持ちがわかりあえ、30分ほど雑談をして帰宅するとすぐにでも使ってみたい衝動にかられて、早速使ってみると思った通り手にやさしく使い勝手の良い作りで、やはり思い切って頼んでよかったと思うのでした。次の土曜日は隣町の「楽市楽座」で手作り品の催し物があり、彼も出店するとのことでまた作品を見せてもらう約束をしました。長いこと住んでいた町の催し物なので、知り合いに会えるかもという楽しみに期待してもいるのです。


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