秋の庭に

早めに刈り取ってしまったクリスマスローズに新しい葉が出始めました。黄緑の幼児のような軟らかな初心な葉が、寂しげになった猫ヒタのそちこちを彩り始めましたが、夏の間元気をもらった花々は、流石に植え替え時を迎えています。いつまでも高い気温にまだ春まで咲く花々は店先に並んでいません。2日ほど前にメドーセージ、メキシカンセージ、チョコレートコスモスなど買いこんできました。猫ヒタの寂しさに花が欲しかったのと、何回か試して根付かなかったチョコレートコスモスの少しだけ大きめの株を目にしたのがきっかけです。ちょっと嬉しい買い物でした。

 

ありきりの綿麻の糸でしつこく織っていたコースターが織り上がりました。3種類のコースターは1種類が24枚と2種類がそれぞれ12枚で、またまた手持ちのコースターが増えて小さなクッキーの空き缶にぴったり収まって、当てのない出番待ちです。裂き織りの手提げとリュックを作った後、手持ちの古布を思いついたように裂き始めました。次々と裂いてかご一杯になったのに気を良くして、以前草木染をして段ボール箱に仕舞ってあった絹を思い出して裂き始めました。サクラ、ケヤキクサギなどですが、もうどれがどれで染めたか覚えがないほど前の物です。透けるほど薄い絹は鋏で切らなければならないほど手のかかるものですが、やさしい布になるのでやはり手をかけてあげたいと思うのです。