久しぶりの草木染

何年か前の骨董市で安く手に入れた南部鉄の鍋、錆だらけの古い鍋ですが、鉄分補給によいかと思い、冬のなべ物などに便利に使っています。夏は煮物なども冬ほどではなくなって、錆が目立って気になっていました。ネットで鉄錆の取り方を検索して、お茶を煮出すとの記事を見つけたので、不織布の袋に入れたお茶を3回ほど煮出しました。煮汁を捨てがたくて草木染用に小さな枷にしてあった、細いウールの糸を浸してみることにしました。120gほどの糸を浸してみるとかすかに紫味の鼠色がさくら好みです。どの程度染まるかは分かりませんが久しぶりの草木染に少し心躍る時間を楽しみました。

 

麻材を使ったマットが織り上がりました。思ったより長く織れたのですが、我が家の玄関で使うには少し長すぎます。仲良しのSさんに電話をしてマットが織り上がった話のついでに、S家の玄関に丁度良い長さではないかと、少し遠慮がちに話してみました。「欲しい欲しい!」すぐ答えが返ったきて、織り上がったばかりのマットはS家の玄関に収まることになりました。今日は同じ素材で我が家用のマットを織ることにして、経糸を整経しようと思っています。できれば違う糸をと思っていますが、丁度良い糸がまだ見つかっていません。コロナ禍の中、必要最小限のお出かけ以外出かけることのない生活が続く日々ですが、織りも染めもその他もろもろの手仕事に自分時間を使えることに感謝です。長引きそうなこの状況を考えると、一人遊びが上手な仲間がいることの幸せも感じてもいます。