仕上げて

仕上げてみると柔らかな手触りの軽い布になったことに気をよくしています。まだ残っているバラで染めたという紬糸を使い切りたいと思い、経糸になりそうな糸を探していますが会いそうな色が見つかりません。気持ちを切り替えて草木染した毛糸を使い切りましょうと、クサギカラスノエンドウローズマリーでそめた薄青系の何種類かの糸5m程を機にかけました。Nさんが来るようになって、背中を押されているのはさくらなのだと気づきました。人に教えるということは、自分が教わっていることだとあらためて気づいたこのところのさくらです。

 

藪のように繁ってしまった大好きな一重のバラは、蕾の時は紅色ですが開いたあとは杏、薄紅、バラ色と色が変化して一株にいろいろな花色がみられて初めて見る人を驚かせます。先日の雹に打たれたバラを半分ほどに枝を刈り込んだので、寸胴鍋いっぱいになったバラの枝を煮出して染めてみました。枯色(やわらかい赤みの黄)に染まって少し寂しい色なので、これから鉄媒染してみようかと考えています。

 

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