K君のトマト

今朝の7時半頃の事です。「ピーンポーン」こんな時間に?と思いながら門扉を覗いてみると裏隣りのK君です。ビニール袋に入ったトマトを手に「コレ」と言って手にしたトマトを差し出します。「お家でとれたの?」「はい」「ありがとう!今日の朝飯に頂くね、K君のアサガオも咲いているよ」と言って窓の下に咲いているアサガオを見てもらいました。「ほんとだ、すごい」まだ2輪しか咲いていないアサガオに感嘆の声を上げてくれ、さくらの猫ヒタに興味津々と言った感じで見入っています。花の少ない時期で残念な思いで、「あれはバラ?」と言ってくれた薄紅色のムクゲの花を摘んでお返しに持って行ってもらいました。もういちど「バラみたい」という言葉を残して帰って行ったK君を見送ったのでした。

 

K君のアサガオは咲き始めて3日、2本目の蔓にも今朝初めて花がつきました。下から順に毎日律儀に1輪ずつ咲いて目を楽しませてくれます。K君の家のアサガオはずいぶん早くから咲いていて、我が家以上に毎日何輪もの花が咲いています。これから秋まで久しぶりのアサガオ栽培を楽しみたいと思った朝でした。今年は大きく枝を落として小さく育てようと思っていた西洋ニンジンボクもいつの間にか枝を伸ばして、薄紫の花を枝一杯につけて次々と花が咲いています。独特の香りを放って梅雨の気鬱を晴らしてくれ、我が家の近辺ではあまり見かけないせいかよく名前を聞かれます。ほっておくと大木になるので、毎年大きく切り込んでいますがめげずによく花をつけるのです。雨の日、傘が触れるとフェンスから枝を伸ばすローズマリーとニンジンボクの香りが匂いたち、ひそかな楽しみとなっています。

 

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