これ以上まかりません

ブログを見た友人から、何日か前のブログの写真への質問がきました。骨董市で手に入れた、木綿の着物を利用した羽織り物の袖口に、小さな紙片がついていて、拡大写真の「1200円 これ以上まかりません」はどうして載せたのかという事です。

そろそろ帰ろうかと言いつつ、お寺の本堂の階段下にもお店があるので、涼しさにつられて覗いてみる事にしたのです。生地もしっかりしていて、紫外線に弱いさくらには丁度と見ていると、目についたのが袖口の紙片、1200円でも安いなと思いながら羽織っていると、お店番のおばあちゃんから声がかかって「それは1000円でいいよ」「あら1000円?」それではと差しだすと「あれ、これは違ってた、でもいいか1000円で」ちょっと未練が残るらしいおばあちゃんでしたが、あとの祭り、1000円でお買い上げとなったのでした。

「まかりません」の言葉が懐かしく、小さい頃にはお使いに行った店先での、お客さんと店主のやり取りが「おじさん負けて」「これ以上まかんないよ」こんなだったと思いながら、ブログに載せてもらおうと、帰宅した娘に「見て見て」と言いながらこの紙片を見せたのです。

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