染め物をやっている場合ではないと思いつつ、柚子もぎの折りに採ってきたタブの木を染めたくて、昨日から染め物に気持ちが向かっています。枝葉で染めたウールは鴇色でしたが、染めているうちに、以前買っておいたブータンの茜でも染めてみようと、大鍋に煮出しました。
茜は茜色ですが、タブの木で染めた糸に、茜を染め重ねてみました。色が合いそうだったので、段染めにしてみると、思った通りの色合いでちょっとご機嫌です。
ネットで調べたタブの木染めは、樹皮で茶色を出し、八丈島の黄八丈の茶色はこの色と出ていました。伊豆のアートフェスで見せていただいた色は、紫味の薄桃色と覚えていたので、葉だけで染めたらどうなのかと、捨てようと思っていた煮出した後の葉だけを、集めてただいま煮出し中です。どんな色になるのか見当もつきませんが、ちょっと楽しみな染め物です。