台風が多かった夏が過ぎようとしているこの時期に、またまた大きな台風が列島を過ぎようとしています。同じ地域が何度も被害を受けていることに気を揉みつつ、それでも勝手なもので我が家が被害に遭わなかったことにホッとしているのです。今回も何日か前からの天気予報に、一日中の雨を覚悟していました。予想に反して昼前に雨が上がって薄い雲の中から陽が差し始めて、猫ヒタの草花を秋風が揺らしています。
『旅する本屋の物語』を読んだ後、遠藤周作の対談集『「深い河」をさぐる』を読み終え、もう一度遠藤周作著『私にとって神とは』を読み始めています。さくらは信仰を持ってはいませんが、周囲にはキリスト者の方々が多く、もともと宗教に関心があったこともあって、宗教に関する本はよく読んでいます。読んだそばから抜けて行くさくらの頭の中に、どれほどの事が残っているのかわかりませんが、その時の感動が大事と自己弁護しています。