もう一度

Iさん用に紅絹のマフラーを織った後、以前中学校の介助をしていた時に知り合ったS君のお母様から頂いた古い着物を、裂き織りマフラーにして使って頂こうとふと思いたちました。何枚か頂いたかなり古い着物がマフラーには丁度よい手触りになりそうで2枚のマフラーをと思っています。子供用の着物だったらしいとりどりの色が入った着物も経糸に黒を使ってみると思いがけず落ち着いた色合いになりました。今は紺色の糸を掛けて水色の着物地を使って織り始めました。沢山の着物を送っていただく前に「使って頂けますか」と電話を頂いた時のあまり元気そうでなかった彼女のことが気になっていたので、少しの元気でもお届けできたらと考えています。

 

早朝に起きた時は冷たい風が吹いて今日のお出かけが気になっていたのですが、今は外に目をやってみると風は止んで穏やかな日差しが遠くの家々の壁を温めています。今日は地元の愛宕神社の境内で骨董市が開催される日です。先月の骨董市に出かけた際にいつも寄るお店のご主人がさくら手作りの裂き織りの手提げを気に入って、買い上げたいので作品があったらと声をかけられたのです。当日は午後には雨になり早くに店じまいとなったので、今日の骨董市に持って行ってみるつもりです。どのように評価されるのか分かりませんが、今日が良き日となりますように。

 

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