今回も

楽しみにしていたシジュウカラの巣立ち、4日ほど前の夕方、ふと気づくと雛の声が聞こえなくなっていました。その日は、いつものように食後の昼寝から目覚めてしばらく経ち、頻繁に餌を運んでいた親鳥の姿が見えないことに気付いて、「え、行っちゃたの」と呟き、巣箱に目をやりました。夕方になってもとうとうその姿を目にすることはありませんでした。翌日の朝、近くのカキの葉陰に雛らしい姿と、「チチ、チチ、」というかすかな雛の声が聞こえて、葉陰にその姿を確認しました。どこに行っていいのかわからないといった感じで、さくらと目があった途端に固まったように見えました。夕方には咲き始めたブッドレアやツルバラの茎に不器用に止まり、葉陰でしばらく休んだのち、不器用に低く飛び去りました。

 

目的なく買った綿糸を使って糸を掛けました。有りきりで掛けたので、10㎝程の幅でコースターにでもと思って織り始めました。青系の糸で掛けたものは綿麻の糸と経糸に使った光沢のある薄青の綿糸を使って3mあまりに織り上げました。色違いの糸は薄桃、水色、黄色などの入った綿糸で2mほどに整経して織り始めました。緯糸は青苧を裂いて織っています。裂いた糸は縦糸の色の邪魔にならず、可愛いく優しい色味になって、コースターに仕上げるのが楽しみです。先日織り上げた綿布も、夏のパンツにしたらと思いつつ、遊び部屋のテーブルの上で眠っています。思いだけが空回りの日々に反省しきりです。