もしゃもしゃ糸 Ⅱ

綿に何かが混ざっているらしいもしゃもしゃ糸が気になって、とりあえず草木染めで染まるものかどうかと、緑茶を煮出した染液に浸してしばらく放置しておいたものを見てびっくり!煮ても似つかぬ状態の糸に代わっていたのです。極ごく細い糸の束だったのですが、ちりちりに縮れて伸縮する糸になっていたのです。確かに撚りがかなり強く、そのために束の状態のままでもしゃもしゃとしていたのですが、10cm程の長さで染液に漬けた糸は縮れて芋虫のように膨らんで、もとの状態が想像できない形状になったのです。

亡くなったAさんはこの糸で何を織るつもりだったのかと、思いを巡らせても今は想像できないでいます。着付け仲間で、長い事織りをやっているSさんに見せてみましたが、初めて見たという事で答えは出ませんでした。自宅に戻って、水に浸しても、熱だけに当ててみたりしてみても変化はなく、結局お湯に浸すことで状態が変化すると言う事がわかっただけでした。さてこれが何になるのか、何にするのかはまだまだ答えは出ていませんが、大変そうだけど面白そうと思い始めています。まだ11月、お掃除月は終わっておらず、実際片づけ仕事は終わっていない我が家なのです。


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