気の進まぬままで

3度ほど開催した「二人展」を今年も誘われ、「やるとしても今年が最後ね」と伝えてひと月ほど経ちました。おりひめの作品展と伊豆のアートフェス参加で精いっぱいのさくらとしては、夏から秋にかけての時間はそれらの作品作りのための時と重なるため、なかなか気持ちが動かず、冬の初めの「二人展」はいつも気が重いのです。気ままに楽しく、遊びの中で出来上がった作品を見て頂けたらと言う気持ちで参加してはいても、それだけでは収まらない所もあり、いつも少しの緊張と頑張りでその時を迎えているのです。

今年の夏の暑さは特別とのニュースを聞きながら、ウールの糸を手にするのはなかなか勇気がいります。暑い時は綿や麻の糸に手が出るのです、その先の季節を考えながらとは思うものの、気持が向かないさくらはなかなか思うに任せず、庭のアブチロンに気を紛らせています、夕立ちを待ちながら。