所在なく

朝からの所在ない気分の故が分からないまま、ぼんやり西の空を眺めていました。テレビでは台風情報が流されていますが、西の空は雲を押しのけて青空が細く長く、雨の情報を否定するように覗いています。突然浮かんだのは、病を得て入院中のIさんに会いに行こうと言う思いでした。この鬱々とした故のないやりきれなさの元を、見つけたような気持ちになり、さらに広がった青空を見上げました。

数日前から始めた器のお布団作りも、まだまだという思いと、そろそろという思いとが交錯しています。ひと段落させて、頼まれている織りの諸々の宿題に、取りかかる潮時でもあるからです。この所在ない気持ちから抜け出た時が、潮時となりそうな気配なのです。


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