雨の中を

今朝までかかって仕上げた手提げ4個を届けるために、少しの戸惑いを振り切ってSさん宅まで出かけました。使い切ってしまった芯地を買いに行く心積もりを実行してしまおうと、少し強くなってきた雨の中を出かけたのです。大きめの手提げを含めて4個の手提げを喜んでくれたことに気を良くして、吹き降りの激しくなった中を急ぎました。もう少しの作品つくりをと考えていたこの時間になって、西の空が明るくなったと思う間もなく、強い日差しが差し込んできました。昼過ぎまでの荒れた天気が嘘のように青空が広がり、慌ててカーテンを引き雨戸を閉めなくてよかったと思ったことでした。

 

おととしのほぼ半年の間、我が家に機織りを習いに来ていたNさんから電話がありました。しばらく前のこと、我が家に来ていたSさんに託して裂き織り用の裂き糸を手提げ袋一杯に入れて届けてもらっていたのです。届いてすぐにお礼の電話を頂いていたのですが昨日の電話で「自分の時間が楽しめて、経糸用の糸も3色買ったので楽しんでいます」とのお礼でした。機を譲ったことが無駄ではなかったと、嬉しい電話に感謝の気持ちが湧き、お仲間が増えたことも嬉しく娘にも裂き糸を運んでくれたSさんにも嬉しい報告をしました。